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軟弱な土地で活躍する機械

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土質改良のメリットとは

大規模な建設工事では、残土が大量に発生します。この残土は強度の問題からそのままでは使えない事が殆どで、そうした場合建設工事を進めるには土砂を他の土地から搬入しなければなりません。特に海や川沿いでは、掘り出された土砂は水分が多かったり、砂が主成分だったりして建築物の地盤には不向きです。土砂を別の土地から搬入するためには運送費を始めとしたコストがかかります。さらに掘り出された残土はその場に放置できないので、処分場に運び出さなければならず、これにも多くの費用がかかってきます。もし残土が建設に向いた土質であれば、その場で再利用が出来ますし、別の土地で盛り土や埋め立てなどに利用できます。そこで残土をその場で処理して再利用可能な状態にしてしまおう、という事で登場するのが土質改良機です。土質改良機は主に、軟弱な地盤の現場で活躍している特殊な機械で、土にセメントや石灰といった添加剤を一定量混ぜて、建設に適した強度の高い土質に改良してくれます。添加剤に何を加えるか、どの程度の量を混ぜるのか、などは土質改良機に内蔵されたコンピューターで調整が可能で、それぞれの自治体の環境基準に合わせた運用が可能です。残土を土質改良機に投入すれば、設定した通りの土質になって、自動的に排出されます。添加剤の比率や種類などの記録も保存されており、また土質改良機の本体にはプリンターが供えつけられているものが殆どなので、自治体への資料提出の際も、データだけ取り出して印刷するという手間を省けます。基本的に土質改良機は自走式であり、広い作業現場や特殊な地形の現場でも自由に運用できます。残土は建設会社にとって処理費用の問題があるだけでなく、土砂の採集場や処分場の確保などといった環境破壊の問題もあります。土質改良機は、残土が抱える問題を一度に解決してくれる頼もしい機械なのです。